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叱られた後に愛犬が寄ってくるのはなぜ?その行動に隠された犬の気持ち

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白ポメラニアンと黒ポメラニアンが日本人女性と仲良く寄り添う、可愛いイラスト風アイキャッチ画像
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シエロ

皆様こんにちワン。
家にいるわんちゃんを叱っても全く反省させることのできない情けないわんちゃん研究員の「シエロ」です!

叱った直後、愛犬がそっと寄ってきて不安そうに見上げてくる——そんな瞬間、ありますよね。

「いまのって反省?それとも甘え?」と迷ったことがあるなら、本記事がお役に立てます。

実は、叱られたあとの“寄ってくる”には、私たちが思う以上に繊細な気持ちが詰まっています。この記事では、そのサインの正体と、愛犬の心を守りながら信頼を深める接し方をやさしく解説します。

シエロ

「ボクもつい怒っちゃった後、うちのわんこがしゅん…と寄ってきて戸惑ったことあるんです。あれって切ないですよね…。」


この記事を読んでわかること

  • 叱った後に犬が寄ってくる“本当の理由”
  • 不安サインと関係修復サインの見分け方
  • 怒りすぎた後のNG/OK対応(声かけ・触れ方・切り替え)
  • 犬にとっての「反省」の正体とストレスを与えないしつけのコツ
  • 信頼を深める具体策(遊び・環境づくり・再発防止の考え方)

目次

叱った後に犬が寄ってくるのは甘え?反省?犬の行動の真意とは

まず結論:“寄ってくる”のは人間的な意味での「反省」ではなく、不安の緩和と関係修復、そしてあなたへの深い信頼が重なった行動です。ここを正しく理解すると、その後の接し方がぐっと楽になります。

叱られた直後に飼い主へそっと寄る白ポメラニアンと、穏やかな笑顔で受け止める日本人女性(室内・自然光)
叱られた直後、そっと近づく白ポメ——不安と「仲直りしたい」気持ちのサイン

犬は「なにが悪かったか」を論理で振り返るより、“いまこの瞬間の空気(感情の変化)”を鋭く読み取ります。大好きな飼い主が不機嫌=小さな非常事態。だからこそそばへ寄り、見上げ、身体を寄せるという行動で、安心の再接続を図るのです。

この“寄ってくる”は甘えでもあり、「仲直りしたい」気持ちのサインでもあります。ここで過度に叱責を続けると、不安が強化されて学習効率が下がることも。まずは落ち着いて受け止める姿勢が、次の一歩につながります。

👉️まとめ:寄ってくる=不安・関係修復・信頼の表現。
“反省文の提出”ではないと知っておくと、優しい切り替えができるようになります。


シエロ

「犬の『寄ってくる』って、ただの甘えじゃないんですよね。いろんな気持ちがぎゅっと詰まってるんです🐾」

犬があなたに寄り添うのはなぜ?—叱られた直後の心理サイン

叱られた直後に犬が寄ってくる理由はひとつではありません。
その行動の裏には「怖い」「仲直りしたい」「信じてる」といった気持ちが隠れています。ここでは、代表的な心理サインを3つに整理してご紹介します。

黒ポメラニアンが耳を伏せる・見つめる・前足をのせるなどの仕草をアイコン付きで示した解説イラスト
「怖い」「仲直りしたい」「信じてる」を表す黒ポメの心理サイン図解

① 不安・恐怖の軽減
耳を伏せる、体を小さくする、震えるといった仕草は「怖いよ」というサイン。飼い主のそばにいれば安心できるという経験から、寄り添う行動につながります。

② 関係修復の欲求
犬は群れで生きる社会的な動物。家族=群れの調和が乱れると不安を感じます。鼻先でつつく、見つめる、前足をのせるなどの仕草は「仲直りしたい」という気持ちの表れです。

③ 飼い主への信頼と愛情
叱られたあとでも「最終的に受け入れてくれる存在」と信じているからこそ、安心できる場所=あなたのそばに戻ってきます。これは立派な愛情表現です。

👉️まとめ:犬が寄ってくる心理の根っこは、
「怖い」「仲直りしたい」「信じてる」のどれか、もしくは複合。
叱責の延長ではなく、気持ちを読み取り寄り添うことが大切です。


【行動パターン別】気持ちの読み取り方と“いま”できる対応

同じ「寄ってくる」でも、犬の表情や仕草によって意味は変わります。ここでは代表的な行動パターンを3つに分けて、気持ちの読み取り方すぐできる対応を整理しました。

愛犬の仕草には、それぞれ違った意味が隠れています。
同じ「寄ってくる」でも、耳の位置や体の向き、視線などによって伝えたい気持ちは変わるもの。ここではよく見られる行動パターンと、そのときの気持ち・最適な対応をわかりやすくまとめました。

  • 震える/耳を伏せる
    気持ち: 恐怖・不安・緊張
    対応: 低く優しい声で話しかけ、ゆっくり撫でる。大声や大きな動きはNG。
  • お腹を見せる(へそ天)
    気持ち: 服従・降参・安心したい
    対応: 無理に触らず、犬が自ら寄ってきたときだけ短い安心ワードをかける。
  • じっと見つめて動かない
    気持ち: ショック・戸惑い・ふてくされ
    対応: 無理に近づかず待つ。数分経ってから落ち着いた声で再アプローチ。
シエロ

「うちの子も“へそ天”で寄ってきた時は、つい触りたくなっちゃうんです。でも実は、そっと見守るのが正解なんですよね🐾」

👉️まとめ:寄ってくる行動の意味は状況や仕草次第。
犬の“いまの気持ち”に合わせて最小限の安心を返すことが信頼を守るカギです。


これで解決!叱った直後のベスト対応と声かけ

シルバートイプードルが3コマで正しい切り替え手順を学ぶコミック風イラスト
OK行動3ステップ——短く叱る→クールダウン→安心ワード+やさしい撫で
シエロ

「叱っちゃった後って、『どう接すればいいんだろう…』と不安になりますよね。大丈夫、コツさえ知れば絆はむしろ強まりますよ!」

叱ったあとの接し方ひとつで、犬との信頼関係は強くも弱くもなります。大切なのは短く叱って、すぐに切り替えること。ここでは、やりがちなNG行動と、信頼を戻すためのOK行動を整理しました。

NG行動(避けたい3つ)

  • 長時間怒り続ける:犬は萎縮し、学習よりも「逃げたい気持ち」が強くなる。
  • 無視で罰する:人間には軽く見えても、犬にとっては強いストレス。
  • 体罰や威圧:恐怖による学習は「問題のすり替え」を生みやすい。

これらは一見「効いている」ように見えても、実際には恐怖や不信感を積み重ねるだけ。結果として問題解決から遠ざかることになります。

OK行動(信頼を戻す3ステップ)

  1. 現行犯で短く叱る:「ダメ/ノー」と一言で伝える。
  2. すぐにクールダウン:深呼吸し、表情や声のトーンを穏やかに戻す。
  3. 安心ワード+軽い接触:「もう大丈夫」「やり直そう」など短い言葉と、胸元や首筋をゆっくり撫でる。

この3ステップで叱った出来事を引きずらずに済み、犬は「もう安心なんだ」と理解できます。結果として、飼い主を頼れる存在として認識し、同じ行動を繰り返すリスクも減ります。

安心を返すコミュニケーション

  • 声のトーン:低めで柔らかく、短文で。
  • 触れ方:面で包むように、ゆっくり撫でる(さするのではなく、安心を“乗せる”イメージ)。
  • 短い遊び:引っ張りっこやノーズワークなどで気持ちをリセット。

叱ったあとの犬に安心を返すことは「なぐさめ」ではなく、信頼を回復するプロセスです。あなたの声・表情・手の温もりが、犬にとって最大の安心材料になります。

再発を防ぐ“環境と原因”アプローチ

  • 運動量アップ:散歩は“においをかがせる時間”も含めて充実させる。
  • 退屈対策:知育玩具や宝探し遊びで「成功体験」を積ませる。
  • 分離不安ケア:短時間の離脱と帰宅を繰り返し、少しずつ慣れさせる。
  • 物理的な管理:いたずら対象を片付け、サークルやクレートを快適に整える。

叱るだけでは根本的な解決にはつながりません。
「なぜその行動をしたのか」を見極め、環境を整えることで、犬が失敗しにくい日常を作ることができます。
叱る回数が減れば減るほど、犬は安心して学び、あなたとの信頼関係もぐっと深まります。

シエロ

「環境をちょっと変えるだけで『あれ?最近いたずら減った!』なんてこともあるんです。叱る前に“仕組みづくり”、おすすめですよ🐾」

👉️まとめ:叱るのは短く・その場で
その後は安心を返し、環境の工夫で原因を取り除く。これが犬との信頼関係を守るベスト対応です。


誤解しないで!犬の「反省」は人間とは違う

叱られたあとにしゅんと座り込むアプリコットプードルと、落ち着いて寄り添う日本人女性(室内)
しゅんとした表情=道徳的な反省ではなく「いま不安」のサイン
シエロ

「『うちの子、反省してる!』って思っちゃう気持ち、わかります…。でも実は、人の反省とはちょっと違うんです🐶」

「しゅんとしてるから反省してるんだよね?」と思う飼い主さんは多いですが、実はこれは大きな誤解。
犬が理解しているのは“行動と結果の因果関係”であって、人間のような道徳的な「反省」ではありません。

犬は人間のように「自分が悪かった」「次はやめよう」と考えているのではなく、もっとシンプルに、
「この行動をしたら嫌なことが起きた」という学習をしているにすぎません。

犬が理解していること

「うちの子、悪いことをするとすぐわかってるみたい」と感じる飼い主さんも多いですが、実際に犬が理解しているのはとてもシンプルです。
犬は人間のように“反省”や“道徳”を理解しているわけではなく、飼い主の感情の変化と、自分の行動の結果を結びつけているだけなのです。

  • “いま”の感情(飼い主が不機嫌になった)
  • 行動の結果(嫌なことが起きた=叱られた)

そのため、時間が経ってから叱っても犬にはつながりが理解できません。叱るなら現行犯のみが原則です。

つまり、犬が「しゅんとする」のはその場の不安や緊張を表しているだけ。
“反省させる”ことを目的にするのではなく、学びやすい環境をつくることに力を注ぐほうが効果的です。

👉️まとめ:犬は人のように反省はしません。学ぶのは行動と結果の因果関係
だからこそ、タイミングと環境づくりがしつけ成功のカギです。


「反省」じゃない!犬が寄ってくる本当の意味と接し方まとめ

白ポメと黒ポメが飼い主の手に前足をそっと重ねる、やさしい関係修復イラスト
寄ってくる=“もっとつながりたい”——信頼は安心の積み重ね
シエロ

寄ってくるのは「ごめんなさい」の反省文じゃなくて、
“もっとつながりたい”というサインなんです。
まずは安心を返して、一緒に前へ進みましょう!

ここまでご紹介した内容を整理すると、
愛犬が叱られたあとに寄ってくる行動の意味と、飼い主が取るべき接し方はシンプルにまとめられます。

  • 寄ってくる=不安・関係修復・信頼の表現
  • 叱るのは短く、現行犯のみ → すぐ切り替える
  • 安心ワード+やさしい触れ方で心を落ち着かせる
  • 原因(退屈・分離不安・環境)を見極めて対策
  • 良い行動を褒めて伸ばす――それが最短の学習ルート

叱られたあとに犬が寄ってくるのは、決して「ごめんなさい」ではありません。
それは「安心したい」「仲直りしたい」という純粋な気持ちの表れです。
このサインを正しく受け止め、安心を返してあげることで、あなたと愛犬の絆は確実に深まります。

今日からぜひ、叱る場面を「不安な時間」にするのではなく、
信頼を育てる時間に変えてみてください。
あなたと愛犬の日常が、もっとやさしく温かいものになりますように。🐾

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!


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外部参考リンク

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「気になったらぜひ参考記事ものぞいてみてね。色んな専門家の視点を知ると、わんちゃんとの向き合い方がもっとやさしくなりますよ🐾」


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