シエロ皆様こんにちワン!わんちゃん研究員のシエロだよ。
今日は「老犬の肉球が滑って心配…」と感じている飼い主さんへ、原因と対策をやさしく解説していくね!
最近、老犬がフローリングで立ち上がれなかったり、歩くたびに足がツルッと滑ってしまうことはありませんか?転びそうになる姿を見ると、ケガや寝たきりが心配になりますよね。
実は、老犬が滑る原因は「筋力低下」だけではなく、肉球の状態が大きく関係しています。対策を間違えると、なかなか改善しないケースも少なくありません。
この記事では、獣医師監修の解説記事や老犬ケアの専門情報を参考にしながら、老犬の肉球が滑る原因と、今すぐできる現実的な対策を整理して解説します。
この記事を読んでわかること
- 老犬の肉球が滑る主な原因
- マットと肉球クリーム、どちらを優先すべきか
- 滑り対策で失敗しやすいポイント
- 病院に行くべき肉球トラブルのサイン



「うちの子には何が必要?」が分かれば、対策はグッと楽になるよ!
老犬の肉球が滑るのは危険?まず知っておきたいこと
老犬が滑る状態を放置すると、転倒によるケガだけでなく、関節や腰への負担が積み重なってしまいます。特に後ろ足が弱くなっているシニア犬では、滑ること自体が歩行意欲の低下につながることもあります。
- 転倒によるケガのリスク
- 関節・腰への慢性的な負担
- 歩くのを嫌がるようになる
こうしたリスクは、老犬にとって一度の転倒でも大きな負担になることがあります。だからこそ、滑りにくい環境を早めに整えてあげることが大切です。
これらのリスクを減らすためには、「なぜ滑るのか」を知ったうえで対策を考えることが重要です。
▶ 立ち上がりや段差がつらい子には、スロープ対策も効果的です(手作りOK)
【まとめ|滑りは早めの対策が必須】
・老犬の滑りはケガや寝たきりの原因になる
・「様子見」は悪化につながりやすい
【結論】まず試すべき老犬の滑り対策はこの2つ
老犬の肉球が滑る場合、対策は大きく分けて「床への対策」と「肉球そのもののケア」の2つです。どちらを優先すべきかは、滑る原因によって変わります。
- フローリングで滑る → 滑り止めマット
- 肉球がカサカサ・硬い → 肉球クリーム
マットの詳しい選び方や注意点は、以下の記事で詳しくまとめています。
【まとめ|対策は原因別に選ぶ】
・床で滑るならマットが最優先
・乾燥や硬さがあるなら肉球ケア
老犬の滑り対策に役立つおすすめアイテム


老犬が滑りやすくなってきたと感じたら、無理のない範囲で環境を整えてあげることが大切です。ここでは、日常生活に取り入れやすい代表的な滑り対策アイテムを紹介します。



「たくさん種類があって迷うよね。まずは今の生活環境に合いそうなものから見ていこう!」
フローリングで滑りやすい老犬には、まず床環境を整えることが基本になります。滑り止めマットは、立ち上がりや歩行時の不安定さを減らし、転倒リスクを下げてくれます。
サンコー|老犬の滑り止めに最適な“おくだけ吸着”ジョイントマット(45×45cm)



「床でツルッとしやすい子には、まずこういうマットから試してあげると安心だよ!」
フローリングで滑りやすい老犬には、床に置くだけでズレにくいタイルマットが取り入れやすい選択肢です。サンコーのおくだけ吸着マットは、裏面の吸着加工により歩いたり方向転換してもズレにくく、厚み約4mmと薄手なのでつまずきにくいのが特徴です。
汚れた部分だけ外して洗えるため、介護期のお手入れ負担を軽減できるのも安心ポイント。廊下や生活動線など、必要な場所だけピンポイントで敷けます。
サイズやカラーのバリエーションも豊富なので、敷きたい場所やお部屋の雰囲気に合わせて選びやすい点も魅力です。
「まずは滑らない環境を整えたい」という場合に、最初に検討しやすい定番タイプです。
※ 吸着力を保つため、設置前に床のホコリや汚れを軽く拭き取っておくとより安心です。
RK ペット用 防水・撥水 滑り止めマット(大判・2枚セット)



「リビングやトイレ周りをまとめて対策したいなら、こういう大きめマットが便利だよ!」
リビングやトイレ周りなど、広い範囲を一度にカバーしたい場合に使いやすい大判タイプのペットマットです。約89×119cmのマットが2枚セットになっており、場所ごとに使い分けしやすいのが特徴です。
防水・撥水仕様のため、老犬の粗相や食べこぼしがあっても拭き取りやすく、日常のお手入れ負担を軽減できます。裏面には滑り止め加工が施されており、歩行時のズレを抑えてくれます。
「滑り対策に加えて、粗相や汚れ対策も重視したい」飼い主さんに向いているタイプです。
※ 吸着タイプではないため、活発に動く場合はタイル型マットと併用するとより安心です。
まとめ:細かく敷いて滑りを防ぎたいなら「サンコー」、広い範囲をまとめて覆いたい・防水も重視したいなら「RK」がおすすめです。
次に、床対策とあわせて行うと効果が出やすい「肉球ケア」について紹介します。
老犬の滑り対策、全部した方がいい?
「マットも肉球ケアも、全部やらないとダメ?」と不安になる飼い主さんも多いですが、必ずしもすべてを一度に行う必要はありません。
まず大切なのは、今の滑りの原因がどこにあるかを見極めることです。
- フローリングで立ち上がれない・歩行中にツルッとする → 床環境(マット)対策が優先
- 肉球がカサカサ・硬くなっている → 肉球ケアを併用すると改善しやすい
多くのケースでは、まずはマットで滑らない環境を整え、それでも踏ん張りにくそうな場合に肉球ケアをプラスする流れがおすすめです。
肉球ケアは「滑り止め」ではなく補助ケア
肉球クリームは、床そのものを滑りにくくするアイテムではありません。しかし、乾燥や硬化でクッション性が失われた肉球を整えることで、踏ん張りやすさが戻り、結果的に滑りにくくなるケースがあります。
ただし、老犬に使う肉球クリームは何でも良いわけではありません。成分が強すぎたり、ベタつきやすいものは歩きにくさや舐めすぎにつながることもあります。
老犬向けには、次のポイントを満たすものが安心です。
- 舐めても安心な成分設計
- ベタつきにくく、床に足跡が残りにくい
- 毎日少量で続けやすい
シアわせのみつろうバーム|老犬の肉球ケアに使いやすい天然クリーム
肉球の乾燥や硬さが気になる老犬の補助ケアとして使いやすいのが、「シアわせのみつろうバーム」です。シアバターや蜜蝋など、100%天然由来成分のみで作られた犬猫専用の肉球クリームです。
常温では固形ですが、指で温めるとすっと溶け、少量でもよく伸びます。ベタつきにくい使用感のため、塗ったあとすぐ歩いても違和感が出にくいのが特徴です。
舐めても安心な無添加設計なので、老犬にも使いやすく、毎日のケアに無理なく取り入れられます。
「マット対策はしているけれど、まだ踏ん張りにくそう」「肉球がカサカサしている」という場合の補助ケアとして向いています。
※ 肉球クリーム自体に滑り止め効果はありません。必ず床対策(マット)と併用してください。
まとめ:まずはマットで環境を整え、必要に応じて肉球ケアを足す。この順番が老犬の滑り対策ではいちばん安心です。
老犬の肉球が滑る主な原因とは?


老犬の肉球が滑る背景には、加齢による体の変化が複合的に関係しています。特に見落とされやすいのが、肉球の質感の変化です。
- 肉球がカサカサ・ひび割れしている
- 肉球が硬くなっている
- 血行低下で冷たい
【まとめ|原因を知ることが近道】
・老犬は肉球の保湿力が低下する
・原因に合わない対策は効果が出にくい
肉球がカサカサ・ひび割れすると滑りやすくなる理由
肉球は適度な弾力としっとり感があることで、床をしっかりグリップできます。しかし老犬になると皮脂分泌が減り、乾燥しやすくなるため、摩擦力が落ちてしまいます。
この状態では、マットを敷いても踏ん張れないことがあるため、肉球ケアの併用が重要になります。
【まとめ|乾燥対策は滑り防止につながる】
・肉球の乾燥はグリップ力低下の原因
・クリームでの定期ケアが有効
フローリングで滑る老犬にはマットが最優先な理由
フローリングは老犬にとって非常に滑りやすい床材です。肉球ケアだけでは限界があり、床環境そのものを変えることが安全対策として効果的です。
滑り止めマットは、立ち上がりや方向転換の失敗を減らし、老犬の足腰への負担を大きく軽減してくれます。
【まとめ|即効性ならマット】
・床対策は効果が出やすい
・老犬の安全確保に直結する
病院に相談した方がいい肉球トラブルのサイン
肉球のトラブルの中には、セルフケアでは対応できないケースもあります。以下の症状が見られる場合は、早めに動物病院に相談しましょう。
- 赤く腫れている
- 血が出ている
- 強い痛みを嫌がる
これらの症状が見られる場合は、自己判断でケアを続けるのではなく、早めに動物病院へ相談することが大切です。
【まとめ|異変を感じたら病院へ】
・出血や腫れは自己判断しない
・早期受診が悪化防止につながる
老犬の肉球が滑るときのQ&A
「この対策で合っているのかな?」と悩みやすい、老犬の肉球が滑るときの疑問をQ&Aで整理します。
老犬が滑り始めたら、早めの環境調整が安心につながります。まずは今日できる対策から少しずつ始めてみましょう。
まとめ|老犬の肉球が滑るなら「床+肉球」両方ケア


老犬の肉球が滑る対策を考えるときは、ポイントをシンプルに整理することが大切です。まずは以下の3点を押さえておきましょう。
- 老犬の滑りは早めの対策が重要
- 床対策はマット、乾燥対策はクリーム
- 原因に合わせて併用するのが最短ルート
「全部やらなきゃ」と思わなくて大丈夫です。老犬の様子を見ながら、必要な対策を少しずつ取り入れていきましょう。



「もう歳だから仕方ない…」じゃなくて、できることはたくさんあるよ。今日から少しずつ始めてあげよう!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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参考にした外部情報(信頼できる日本語サイト)



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- 【獣医師監修】犬の肉球の役割って?ケアの方法もご紹介(アニコム損保)
- 犬の肉球がカサカサに⁉︎乾燥する原因とケアの仕方(wanqol/CAINZ)
- フローリングの床が愛犬に及ぼす影響(埼玉の動物病院ブログ)
- 「滑る床は危ない」の話(動物病院コラム)
- 動物愛護管理基本指針(環境省)




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