
皆様こんにちワン。
「子犬の頃は真っ白だったのに、だんだんクリーム色に…」「オレンジのはずが茶色っぽくなってきた!」
そんなポメラニアンの毛色変化に驚いた経験はありませんか?
わんちゃん研究員のシエロです!
ポメラニアンは毛色の種類がとても豊富で、成長に合わせて色が変化することがよくあります。
飼い主さんにとっては「病気かな?」と心配になることもありますが、多くの場合は自然な成長の証。
この記事では、ポメラニアンの毛色の種類と、色が変わる理由、よくあるパターン、病気との違い、毛並みを保つケア方法まで詳しく解説します。
- この記事を読んでわかること
- ポメラニアンの毛色の種類と人気カラー
- 毛色が変わる理由(成長・遺伝・換毛期・退色)
- 子犬から成犬になるときによくある色変化のパターン
- 自然な毛色変化と病気の違い
- 毛並みをきれいに保つためのケア方法
- 毛色の変化を楽しむための飼い主の心構え
ポメラニアンの毛色は何種類あるの?
ポメラニアンは小型犬の中でも特に毛色の種類が豊富な犬種です。
オレンジやクリーム、ブラック、ホワイトといった定番カラーから、セーブル、ウルフセーブル、ブルー、チョコレートなどの珍しい色まで存在します。
一般的に人気が高いのはオレンジやクリームなど明るいカラーですが、最近ではレアカラーとしてブルーやイザベラ、パーティーカラーなども注目されています。
同じ「クリーム」でも、成長によって白っぽく見えたり、ベージュ寄りに濃くなったりと個体差が出るのも魅力です。
- 定番カラー:オレンジ、クリーム、ホワイト、ブラック
- 人気カラー:オレンジセーブル、レッド、クリーム色
- レアカラー:ブルー、イザベラ、チョコレート、パーティーカラー
- 個性派:ウルフセーブル、ブラックタン、ビーバー
これほど多彩な毛色があるのは、ポメラニアンの祖先であるスピッツ系犬種の遺伝的多様性が影響しているといわれています。
まさに「同じ犬種でも見た目の印象が大きく変わる」ことが、ポメラニアンが世界中で愛されている理由のひとつです。
なぜポメラニアンの毛色は変わるの?


「子犬の頃と毛色が違う!」と驚く飼い主さんも多いですが、ポメラニアンの毛色変化は自然な現象です。ここでは、毛色が変わる主な理由を解説します。
- 成長による毛換わり
ポメラニアンは生後3〜4か月頃から子犬の毛が抜け始め、生後6〜8か月頃には成犬の被毛に生え変わります。このとき毛色が大きく変化することがあります。 - 遺伝の影響
祖先であるスピッツ系の多様なカラー遺伝子が関係しており、兄弟でも違う毛色になったり、成長に伴って色合いが変化することがあります。 - 換毛期による濃淡の変化
春と秋の換毛期には毛が抜け替わり、色が薄く見えたり濃く見えたりすることがあります。特にセーブルやウルフセーブルでは季節で印象が変わりやすいです。 - 退色(色あせ)
クリームやオレンジ系の毛色は、成長とともに少しずつ退色して薄く見えることがあります。ブラックやブラウンでも年月とともに色が淡くなるケースがあります。
このように、毛色が変わるのは成長や遺伝、季節的な影響が大きく、ほとんどの場合は心配のない自然な変化です。ただし急激な色抜けや部分的な脱毛を伴う場合は、病気の可能性もあるため注意が必要です。
よくある毛色変化のパターン


ポメラニアンの毛色変化にはいくつかの典型的なパターンがあります。子犬期と成犬期でどんな違いが出るのか、代表的な例を見てみましょう。
- ホワイト → クリーム色に変化
子犬の頃は真っ白でも、成長とともにほんのりクリームがかってくることがあります。 - オレンジセーブル → レッド寄りに
幼い頃は黒い差し毛が目立ちますが、成長とともに赤みが強くなり、レッド系の印象になるケースが多いです。 - ブラックタン → ブラック単色に
成長するにつれて茶色部分が目立たなくなり、全体的に黒っぽく見えることもあります。 - ウルフセーブル → グレーや褐色に変化
子犬期は濃い色が混ざっていますが、成犬になるとグレーや褐色がベースになり、模様の印象が落ち着いてきます。 - クリーム → ホワイト寄り・ベージュ寄りに
クリーム色の子は、退色して白っぽくなる場合や、逆にベージュが濃くなる場合もあり、個体差が大きいのが特徴です。
これらの毛色変化は多くのポメラニアンに見られる自然な現象であり、病気ではありません。むしろ「成長の証」として、毛並みの変化を写真に残しておくのもおすすめです。
毛色変化と病気の違い


ポメラニアンの毛色が変わるのは自然な成長現象であることが多いですが、中には病気が原因の場合もあります。見極めのポイントを押さえておきましょう。
自然な毛色変化
成長期や換毛期に全体の毛色が少しずつ変わる。左右均等・全身的に変化することが多い。
よくある原因
ホルモン異常、皮膚炎、寄生虫、栄養不足などで被毛が白っぽくなったり、まだらに変化することがあります。
病気による毛色変化
部分的に色が抜ける、脱毛を伴う、皮膚が赤い・痒がるなどの症状を伴う場合は注意。
「全体的にふんわり色合いが変わる」のは自然な変化であることが多いですが、「部分的に色が抜ける」「皮膚トラブルを伴う」場合は病気の可能性も。
気になるときは自己判断せず、早めに動物病院で診てもらうのが安心です。
舌の色が白っぽい場合は心臓や血流の不調が隠れていることもあります。詳しくは 犬の舌が白い原因と対処法 をご覧ください。
飼い主ができる毛並みケア
毛色の変化そのものは自然な現象ですが、被毛の美しさを保つには日々のケアが欠かせません。ちょっとした工夫で毛並みの艶や発色もぐんと良くなります。
- ブラッシングを習慣にする
抜け毛を取り除き、毛の絡まりを防ぎます。血行促進にもつながるため毛艶がよくなります。 - 良質なフードを選ぶ
タンパク質やオメガ3脂肪酸を含むフードは被毛の健康に効果的です。サプリメントを取り入れるのも一つの方法です。 - 定期的なシャンプー・トリミング
毛の清潔を保つことで色や質感がきれいに見えます。ホワイトやクリームの子は白毛用シャンプーもおすすめ。 - 健康チェックを兼ねる
毛並みの変化は体調のサインでもあります。ブラッシングやシャンプーの際に皮膚の状態を観察することが大切です。
毛色の変化は止められませんが、毛並みの美しさは日々のケアで大きく変わります。愛犬の毛色を「変わってしまった」と心配するのではなく、「その子だけの個性」として前向きに楽しむのが一番です。
毛並みケアについてさらに詳しく知りたい方は、 犬の毛並みが悪い…原因別改善法&おすすめケアアイテム も合わせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)


ポメラニアンの毛色に関するよくある質問をまとめたイラスト
毛色の変化はポメラニアンの大きな魅力のひとつです。病気との違いを見極めつつ、愛犬の成長の証として楽しんでくださいね。
毛色はその子の個性ですが、健康管理も忘れずに。栄養やフード選びについては 犬の健康フードガイド もチェックしてみてください。
まとめ|毛色の変化は成長の証


ポメラニアンは毛色の種類が豊富で、成長や遺伝によって色が変わることがよくあります。ホワイトからクリームへ、オレンジからレッドへ、ブラックからブラウンへ——その変化は自然な成長の証です。
もちろん、部分的な色抜けや脱毛など病気が疑われるケースもありますが、多くの場合は心配のいらない自然現象。飼い主さんができるのは、毛並みを整え、健康をチェックしながら、愛犬の変化を前向きに受け止めてあげることです。
毛色の変化は、その子だけの個性がより際立つ瞬間でもあります。驚いたり不安に思うよりも、「こんな色になったんだね」と家族で楽しみながら、一緒に成長の記録を残していきましょう。
大切な愛犬とともに過ごす時間が、色の変化と同じくらい豊かで楽しい思い出になりますように。
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。
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